我が家の謎解き事情2

前回記事で話した通り、子供の為に購入した「ルネと不思議な箱」は子供をほっといて自分で解いてしまったわけだが、子供のためのゲームブックを探すことを諦めたわけではなかった。実は、ゲームブックという形式であれば、次男が喜んで本を読み、結果として読解力の向上に繋がるのでは、などという親の下心もあったのだ。直接的な勉強の介入はできないので、こんな感じで間接的な介入策をセコセコと色々と考えているのだ。

 

改めて色々と調べていると、「たったひとりのサバイバル・ゲーム」シリーズが良さそうだ。いわゆるゲームブック形式の本のようであるし、題材が「サバイバル」なのがさらにいい。というのも、 次男は「科学漫画サバイバルシリーズ」が大好きだからだ。同じサバイバルつながりで、きっと興味を持つに違いない。

 

というわけで、早速以下の本を購入することにした。

 

さて、本人に渡す前にパラパラと内容を読んだのだが、これなら次男でも頑張れば読めそうなレベルだった。文字のサイズもまあまあ大きく、漢字には適当にルビも振ってある。しかも、かなり本格的な雪山で遭難した際のサバイバル知識が説明されていて、そのあたりを理解していないとクリアは出来ないようだった。

 

行けると踏んだので、早速オープニングをこちらで音読してあげて、ゲームブックの進め方だけを教えてあげて、後は本人にやらせてみた。すると、こちらの狙い通り、それなりに本に熱中しているみたい。しめしめ、このまま1時間ぐらい読書しているがいい、と思っていたのだが、5分ぐらいしたら「ゲームクリアした」という次男の声が聞こえた。あれ、そんなに早く終わるの?って思って確認してみたところ、確かに終わっていた。あれ、おかしいなあ、と思って自分でもやったところ、どうやらこれ、マルチエンディングみたいだった。次男が到達したエンディングは、冒険をすることもなく、さっさと脱出してしまうというものだった。いわゆる、Good Ending ってやつだろうな。これ以外に、大冒険の末脱出するという True Ending もあったようだった。

 

今度はもっと色々と冒険してごらん、と促してもう一回やらせてみることにした。すると、今度は 15 分ぐらいして「クリアした」との声が。あれ、おかしい。100ページ近くあり、自分でもざっとやったところ、次男の読書スピードを考えたらこんなに早く終わるわけがない。と思ってよくよく話を聞いてみると、内容はほとんど読まずに、指示だけを読んでいってゲームクリアしたらしい。なるほど、親としてはゲームクリアを餌として読書をさせたかったわけだが、次男は読書をすっ飛ばしてゲームクリアに向かって最短を走ったわけだ。子供といえども、他人をこちらが意図した方向に上手に動かすのは難しいということを痛感した出来事だった。

 

仕方ないので、もう正直にこちらの意図を話して、ちゃんと読むんだよ、ということを伝えてもう一回やらせることになった。後で内容を聞いてみたら理解していた様なので、ある程度はちゃんと読んでいたみたい。

 

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